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天然記念物(てんねんきねんぶつ)

中山風穴地特殊植物群落(なかやまふうけつちとくしゅしょくぶつぐんらく)

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    天然記念物(てんねんきねんぶつ)

紹介説明(しょうかいせつめい)

中山風穴地(なかやまふうけつち)は標高(ひょうこう)500m前後であるのに、中山より北方で、より寒冷な場所を好む植物が群生(ぐんせい)しています。北海道と本州北部でわずかにみられるオオタカネバラの群落(ぐんらく)は本州最大の規模(きぼ)をほこります。これらのきわめてめずらしい植物群落のひみつは、風穴現象(ふうけつげんしょう)とよばれる特別なつくりにあります。風穴とは、地中の岩や石のすき間から冷たい空気が出る場所のことをいい、このすき間から4~10月の間冷風がふき出しています。なぜ冷風が吹き出すかはいまだはっきり解き明かされていませんが、一説には地中に無数のすき間があり、冬の間に風穴から空気が取り込まれ寒気で岩が冷やされることにより氷ができ、春から秋にかけ気圧(きあつ)の差により冷風が吹き出しているのではないかといわれています。真夏でも地表の温度は10度前後にしかならないため、福島県あたりでは標高1,500m以上の山々に育つ北方植物が群生しています。この群落は学術上の価値(かち)が高いということから、昭和39年に国の天然記念物に指定されました。

資料・他(しりょう・ほか)

『下郷町史』 第6巻 自然編 第6章 植物

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

<詳しい情報の入手先>
・下郷町教育委員会事務局文化財係

<現地までの交通案内>
・会津鉄道「湯野上温泉駅」より徒歩30分

その他(そのほか)

  • 国指定天然記念物

関連ホームページ(かんれんホームページ)

風穴

オオタカネバラ群生

ミヤマザクラ

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