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その他(そのほか)

島尾敏雄(しまおとしお)

  • 地域(ちいき)

    相双地域(そうそうちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    南相馬市(みなみそうまし)
  • カテゴリー:

    その他(そのほか)
  • 生没年:

    1917~1987
  • 時代:

    大正(たいしょう)~昭和(しょうわ)

人物紹介(じんぶつしょうかい)

 戦後(せんご)を代表する純文学作家(じゅんぶんがくさっか)です。戦時中、奄美大島(あまみおおしま)の加計呂麻島(かけろまじま)に、海軍(かいぐん)の特攻隊長(とっこうたいちょう)として向かいました。終戦(しゅうせん)近くの特攻隊の心の状態(じょうたい)を描いた戦争文学作品に『出発は遂(つい)に訪(おとず)れず』があります。また、病妻物(びょうさいもの)【病気(びょうき)の妻との記録(きろく)を書いた作品】として、妻との間の心のゆれ動く様子や家族間のことについて書きました。代表作に『死の棘(いばら)』があります。その他、夢をテーマにして現実とははなれた世界を描いた作品もあります。奄美に長く住んでいたこともあり、福島県にはなじみが無いように思われますが、両親が小高町出身で、おさない時は小高によく遊びに来ていました。このときの体験(たいけん)が、小説作品に影響(えいきょう)しています。

資料・他(しりょう・ほか)

『おだかの人物』
『新潮日本文学アルバム 島尾敏雄』 島尾敏雄
『島尾敏雄論』

主な業績(おもなぎょうせき)

  • 1950年
    『出孤島記(しゅつことうき)』で戦後文学賞を受賞しました。
  • 1961年
    『死の棘(いばら)』で芸術選奨(せんしょう)を受賞しました。
  • 1972年
    『硝子障子(がらすしょうじ)のシルエット』で毎日出版文化賞を受賞しました。
  • 1977年
    『日の移ろい』で谷崎潤一郎賞(たにざきじゅんいちろうしょう)を受賞しました。 『死の棘』で読売文学賞、日本文学大賞受賞。
  • 1981年
    日本芸術院賞を受賞しました。
  • 1983年
    『湾内の入江で』で川端康成(かわばたやすなり)賞を受賞しました。
  • 1985年
    野間文芸大賞を受賞しました。

のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)

 現在でも広く根強いファンが多く、学生の研究対象としても取り上げられることもあります。

関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)

副読本(ふくどくほん)

関連文献(かんれんぶんけん)

詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)

埴谷島尾(はにやしまお)記念文学資料館(浮舟文化会館内)
電話:0244-44-3049

現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)

  • 埴谷島尾記念文学資料館
    JR常磐線「小高駅」より 徒歩7~8分 小高区 浮舟文化会館内

その他(そのほか)

教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)

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