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郷土開発(きょうどかいはつ)

沢村勘兵衛(さわむらかんべえ)

  • 地域(ちいき)

    いわき地域(いわきちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    いわき市(いわきし)
  • カテゴリー:

    郷土開発(きょうどかいはつ)
  • 生没年:

    ~1655
  • 時代:

    ()~江戸時代(えどじだい)

人物紹介(じんぶつしょうかい)

 沢村勘兵衛(さわむらかんべえ)は、江戸時代の初めごろに、磐城平(いわきたいら)藩の郡奉行(こおりぶぎょう)をつとめ、現在小川江筋(おがわえすじ)とよんでいる用水路を掘(ほ)り進める仕事をした人です。藩内(はんない)を流れる夏井川(なついがわ)の両岸(りょうがん)には、かんがい用水【農作物の育成に必要な水】が足りないために水田として利用できない土地が広がっていました。
 沢村は藩主の命令で、夏井川の左岸で新しい水田の開拓(かいたく)を進めるため、夏井川の堰(せき)【現在の小川町内】から取り入れた水を流す用水路を造っていく事業に取り組みました。用水路は総延長(そうえんちょう)が約25kmにもなる大工事で、数々の困難(こんなん)を乗りこえて完成しました。江筋流域(りゅういき)の村々では水不足が解消(かいしょう)され、米がたくさんとれるようになりました。1655年、どのような理由かは分かりませんが、勘兵衛は切腹(せっぷく)を命じられて亡くなりました。

資料・他(しりょう・ほか)

『いわきの人物誌』(上) いわき市
『郷土資料集 いわき市』いわき市小学校社会科資料作成委員会編
『古由緒書』沢村家書上

主な業績(おもなぎょうせき)

のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)

 小川江筋は、たびたび改修をくわえられながら現在にいたっています。おもに平地区北部の約1200ヘクタールの水田に流れうるおしています。現在では、水道水としても一部利用されています。

関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)

    副読本(ふくどくほん)

    関連文献(かんれんぶんけん)

    詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)

    • 磐城小川江筋土地改良区
      電話:0246-25-3561

    現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)

    • 小川江筋取水堰
      JR常磐線「いわき駅」から 国道399号線を北に約17km

    その他(そのほか)

    教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)

    いわき市

    小川江筋取水堰

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