産業・経済(さんぎょう・けいざい)
片寄平蔵(かたよせへいぞう)
地域(ちいき):
いわき地域(いわきちいき)市町村(しちょうそん):
いわき市(いわきし)カテゴリー:
産業・経済(さんぎょう・けいざい)生没年:
1813~1860時代:
江戸時代(えどじだい)~江戸時代(えどじだい)
人物紹介(じんぶつしょうかい)
片寄平蔵(かたよせへいぞう)は、いわき地いきの石炭業(せきたんぎょう)に目を向け、事業化(じぎょうか)した人物です。
1853年、浦賀港(うらがこう)にやって来たアメリカの蒸気船(じょうきせん)の燃料(ねんりょう)は石炭でした。石炭が重要な燃料であることを知った平蔵は、友人とともに石炭を探し求めて歩きました。1855年、現在のいわき市内郷地内の弥勒沢(みろくざわ)でついに石炭を発見し、多くの人々の協力と支援(しえん)によって発掘(はっくつ)できるようになりました。
俵詰め(たわらづめ)された石炭を馬で中之作港(なかのさくこう)に運んで船に積み、江戸で販売(はんばい)しました。幕府(ばくふ)による買い上げなどもあり、石炭商として力をつけた平蔵は、横浜にも出店しました。石炭に加え和紙や干ししいたけなど磐城(いわき)の特産物(とくさんぶつ)を輸出(ゆしゅつ)する貿易商(ぼうえきしょう)としても活躍(かつやく)し、新しい貿易の町「横浜」のまちづくりに力をつくしました。
資料・他(しりょう・ほか)
『いわきの人物誌(上)』 いわき市『いわき市史 別巻 常磐炭田史』 いわき市
主な業績(おもなぎょうせき)
のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)
関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)
- 片寄平蔵胸像
1984年、いわき常磐ライオンズクラブが、いわき市石炭・化石館(せきたん・かせきかん)の設立を記念して建てました。 - 片寄平蔵の墓(はか)
いわき市平泉崎の光明寺(こうみょうじ)にあります。
副読本(ふくどくほん)
関連文献(かんれんぶんけん)
詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)
・みろく沢炭鉱(たんこう)資料館・いわき市石炭・化石館
現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)
- 光明寺
JR常磐線「草野駅」より600m
その他(そのほか)
教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)
- いわき和紙(いわきわし)
- 片寄平蔵(かたよせへいぞう)
- じゃんがら念仏踊(じゃんがらねんぶつおどり)
- 上平窪のシイノキ群(かみひらくぼのしいのきぐん)
- 賢沼ウナギ生息地(かしこぬまうなぎせいそくち)
- 安藤信正(あんどうのぶまさ)
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