文化財(ぶんかざい)
蝦夷穴古墳(えぞあなこふん)
地域(ちいき):
県中地域(けんちゅうちいき)市町村(しちょうそん):
須賀川市(すかがわし)カテゴリー:
文化財(ぶんかざい)
紹介説明(しょうかいせつめい)
この古墳(こふん)は、6世紀末から7世紀の初めにつくられたものです。現在、丘のすその部分がけずられているため、当時の形をとどめていませんが、直径はおよそ36m、高さおよそ4~5mの円形の古墳と考えられます。
死者を土にほうむる横穴式石室(よこあなしきせきしつ)は、入口から石室のおくまではおよそ11mもあり、東北地方でも最大級のものです。石室に使われた石材は、凝灰岩(ぎょうかいがん)で、おくのかべの1枚と、天じょうの石の2枚は、特に巨大です。そのことから、当時の土木技術(ぎじゅつ)の高さが分かります。
明治時代の発掘(はっくつ)で石室の中から発見された、金銅製頭椎大刀(こんどうせいかぶつちたいとう)やまが玉などは、現在、東京国立博物館(はくぶつかん)におさめられています。
資料・他(しりょう・ほか)
『須賀川市文化財ガイドブック「須賀川市の原風景」』須賀川市教育委員会
『須賀川市史』第1巻【自然、原始、古代】
須賀川市教育委員会
『福島県の文化財-県指定文化財要録-』
福島県教育委員会
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・須賀川市教育委員会 文化振興課
電話:0248-94-2152
<直接現地へ行くまでの交通案内>
・「須賀川IC」から車で15分
・JR水郡線「川東駅」から徒歩で20分
またはJR東北本線「須賀川駅」から車で15分
その他(そのほか)
- 県指定史跡(昭和33年8月1日指定)
※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
クリックするとその項目のページへジャンプします。