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文化財(ぶんかざい)

宇津峰(うづみね)

  • 地域(ちいき)

    県中地域(けんちゅうちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    須賀川市(すかがわし)
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紹介説明(しょうかいせつめい)

宇津峰(うづみね)は阿武隈山系(あぶくまさんけい)の一つで、高さおよそ677mの山です。この山は、今からおよそ650年前に足利尊氏(あしかがたかうじ)と後醍醐天皇(ごだいごてんのう)が対立しておこった南北朝(なんぼくちょう)の戦(たたか)いの時に、南朝方(なんちょうがた)の城が築(きず)かれたところです。南朝方の田村氏の勢力(せいりょく)の下にあった宇津峰は、地形がけわしく敵(てき)から守るのに合った山でした。そのため、奥州南朝(おうしゅうなんちょう)の重要(じゅうよう)な城として、はげしい戦いの地となりました。
 興国(こうこく)元(1340)年、吉野(よしの)から北畠顕信(きたばたけあきのぶ)を鎮守府将軍(ちんじゅふしょうぐん)としてむかえました。また、三品宮守永親王(みしなのみやもりながしんのう)【後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の孫(まご)】を奉(ほう)じて国府(こくふ)と鎮守府(ちんじゅふ)をおき、北朝方(ほくちょうがた)とはげしく戦いました。しかし、正平(しょうへい)8(1353)年、宇津峰はせめ落とされ、14年にわたる戦いにまくを閉じました。宇津峰は南北朝争乱(なんぼくちょうそうらん)の歴史が深くきざみこまれている山です。

資料・他(しりょう・ほか)

『須賀川市文化財ガイドブック「須賀川市の原風景」』
 須賀川市教育委員会
『須賀川市史第2巻(中世)』 須賀川市教育委員会

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

<詳しい情報の入手先>
・須賀川市教育委員会 文化振興課
 電話:0248-94-2152

<直接現地へ行くまでの交通案内>
・「須賀川IC」から車で30分 
・JR水郡線「小塩江駅」から車で5分
 またはJR東北本線「須賀川駅」から車で30分

その他(そのほか)

  • 国指定史跡(昭和6年7月31日指定)

関連ホームページ(かんれんホームページ)

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