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文化財(ぶんかざい)

精九郎壇と山毛欅(せいくろうだんとぶな)

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    田村市(たむらし)
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紹介説明(しょうかいせつめい)

精九郎壇(せいくろうだん)とブナは、田村市滝根町と双葉郡川内村との境界(きょうかい)にある金山地区(かなやまちく)にあります。壇(だん)は高さ1m、直径8mほどの円形で、たくさんの小石がつまれている一種(いっしゅ)の境塚(きょうづか)です。精九郎壇には次のような伝説があります。
 その昔、川内村と神俣村(かんまたむら)との境界争い(きょうかいあらそい)の時に、川内村の精九郎が正直に境(さかい)を言いもらしてしまった。そのため川内村が争いに負け、精九郎は首だけ出して生きうめにされたという。精九郎が生きている間は、両方の村から食物が運ばれた。その時、精九郎は「川内村と神俣村の見えるところにうめられて満足だ。死んだら大きい石碑(せきひ)をたのむ」と言ったそうだ。しかし、山の頂上は不便なため、石碑を立てることができなかった。そこで、両村の人々は、精九郎の霊(れい)をなぐさめるために、行く人来る人はせめてもと小石を供(そな)えた。
 この壇のブナの樹齢はおよそ300年で、幹(みき)まわりは3.5m、高さ10.2m、全体の枝張り19.3mの大変古い木です。西からの強い風にたえるように、枝全体がかたむいて立っています。

資料・他(しりょう・ほか)

『滝根町文化財集第一集「滝根町の文化財」』

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

<詳しい情報の入手先>
・田村市教育委員会

その他(そのほか)

  • 市指定天然記念物(平成17年4月18日)

関連ホームページ(かんれんホームページ)

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