

文化財(ぶんかざい)
会津の御田植祭【慶徳稲荷神社の御田植祭】(あいづのおたうえまつり【けいとくいなりじんじゃのおたうえまつり】)
地域(ちいき):
会津地域(あいづちいき)市町村(しちょうそん):
喜多方市(きたかたし)カテゴリー:
文化財(ぶんかざい)
紹介説明(しょうかいせつめい)
喜多方市慶徳町(けいとくまち)の稲荷神社で、「半夏生(はんげしょう)」の日(7月2日ごろ)に行われます。「慶徳の御田植祭」として会津美里町の伊佐須美神社(いさすみじんじゃ)の御田植祭とともに、会津ではよく知られている祭りです。
御田植祭とは、田植(たう)えの時期(じき)に、田植歌(たうえうた)につれて早乙女(さおとめ)が実際に苗を植えて、豊作(ほうさく)をいのる神事で、西日本に多くみられます。慶徳稲荷神社の祭りの始まりは、室町(むろまち)時代の中ごろといわれ、一度すたれたものの江戸時代の後半に復活したようです。田植えの時には、田の神様のよりしろである田植人形(たうえにんぎょう)が神田(しんでん)の畔(あぜ)にたてられ、田植歌にあわせて、白狐(びゃっこ)の手伝いをうけながら、早乙女が苗を植えます。
御田植祭の日本の北限(ほくげん)として、平成31年に伊佐須美神社の御田植祭とともに「会津の御田植祭」として国の無形民俗文化財に指定されました。
資料・他(しりょう・ほか)
・『喜多方市史』9(P585~)・『喜多方市史』10(P252~)
・『記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 会津の御田植祭』調査報告書
・『会津の御田植祭』DVD(本編、普及啓蒙編、後継者育成用)
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・喜多方市教育委員会文化課 電話:0241-24-5323
<直接現地へ行くまでの交通案内>
・JR「喜多方駅」より車で10分
その他(そのほか)
・国指定重要無形民俗文化財(平成31年3月28日指定)
- 願成寺木造阿弥陀如来および両脇侍坐像(がんじょうじもくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうじざぞう)
- 旧甲斐家住宅(きゅうかいけじゅうたく)
- ヒメサユリ群生地(ひめさゆりぐんせいち)
- 上三宮三島神社の太々神楽(かみさんみやみしまじんじゃのだいだいかぐら)
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- 矢部喜好(やべきよし)
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