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天然記念物(てんねんきねんぶつ)

湧井の清水(わくいのしみず)

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    天栄村(てんえいむら)
  • カテゴリー:

    天然記念物(てんねんきねんぶつ)

紹介説明(しょうかいせつめい)

 今から約1600年前、この沼に住む大蛇(だいじゃ)が、水を湯のように熱して人々に害を与えるので、この地を支配していた石背国造(いわせのくにのみやつこ)建美依米命(たけみよりめのみこと)が、これを何とかしなけらばと思い、湧湯御前神社(わくゆごぜんじんじゃ)をまつり、人々の安息(あんそく)を願ったといわれています。
 また、雨乞い(あまごい)の池として江戸時代には当時の領主(りょうしゅ)である白河藩主の耳にも入り、慶安(けいあん)元(1648)年の大干ばつ(だいかんばつ)のときに藩主(はんしゅ)・榊原忠次(さかきばらただつぐ)の命令(めいれい)で、また、宝永(ほうえい)元(1704)年の干ばつには藩主・松平基知(まつだいらもとちか)らが領民(りょうみん)を救おうと大祈祷(だいきとう)を行わせたという記録が残っています。
 湧水量(ゆうすいりょう)は毎分約2,200リットル、面積約500平方メートルといわれ、水底(みなそこ)から絶え間なく砂が浮き上がる様は神秘的(しんぴてき)です。干ばつのときでも水量は変わることなく、魚も生息(せいそく)しています。また、昔から魚をつかまえたり池をかき回したりすると洪水(こうずい)がおこるといわれ恐(おそ)れられていました。

資料・他(しりょう・ほか)

『目で見る天栄村の文化財』
『天栄村の民話と伝説』
『天栄村史』第1巻 通史編
『てんえい道ばたの文化財100選』
『てんえいむら見て歩きトラベルブック』

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

<詳しい情報の入手先>
・天栄村ふるさと文化伝承館

<現地までの交通案内>
・福島交通バス鏡石経由竜生行き「惣五郎内」停留所下車
 徒歩約40分

その他(そのほか)

  • 村指定天然記念物(昭和57年指定)

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