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天然記念物(てんねんきねんぶつ)

西光寺のタラヨウの木(さいこうじのたらようのき)

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    県中地域(けんちゅうちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    鏡石町(かがみいしまち)
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    天然記念物(てんねんきねんぶつ)

紹介説明(しょうかいせつめい)

 西光寺は、室町時代(1558年)に建てられたと伝えられる、鏡石町を代表する寺院です。その本堂(ほんどう)前の庭に、町の天然記念物にも指定されているめずらしい「タラヨウの木」があります。タラヨウはモチノキ科の常緑高木(じょうりょくこうぼく)で、別名「モンツキシバ」「ノコギリシバ」ともいわれます。
 葉の裏に傷をつけると黒く変色する性質があるため、文字を書くとその文字が黒く浮き出てきます。この性質が、インドでヤシ科のバイタラジュ(貝多羅樹)の葉に経文(きょうもん)を書いたことと似ていることから「多羅葉(たらよう)」と名づけられたといわれています。
 秋には赤い実がなり、火事のときに火がもえ移(うつ)るのをふせぐともいわれています。また、中国では苦丁茶(くていちゃ)として飲用されています。
 昔はちょっとした伝言通信(でんごんつうしん)に使用したと伝えられ、葉に書くことから「葉書(はがき)」の名がつけられたそうです。県内でもめずらしい樹木です。

資料・他(しりょう・ほか)

『鏡石町の文化財』鏡石町文化財保護審議会編集・発行

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

<詳しい情報の入手先>
・鏡石町教育委員会

<現地までの交通案内>
・東北自動車道「鏡石PAスマートIC」より車で約10分
・JR東北新幹線、東北本線「新白河駅」より車で約30分

その他(そのほか)

  • 町指定天然記念物

関連ホームページ(かんれんホームページ)

西光寺のタラヨウの木

西光寺のタラヨウの木

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