

滝と名水(たきとめいすい)
乙字ヶ滝(おつじがたき)
地域(ちいき):
県中地域(けんちゅうちいき)市町村(しちょうそん):
須賀川市(すかがわし)カテゴリー:
滝と名水(たきとめいすい)
紹介説明(しょうかいせつめい)
那須連峰(なすれんぽう)から流れ出る阿武隈川(あぶくまがわ)が、前田川地内で石英安山岩質凝灰岩(せきえいあんざんがんしつぎょうかいがん)の断層(だんそう)をつくり、水が乙の字の形をして流れ落ちることから「乙字ヶ滝」と名づけられました。水かさが増すと100mの川幅いっぱいに落下するようすから小ナイヤガラの滝ともいわれ、「日本の滝100選(平成2年)」にえらばれています。
元禄(げんろく)2年には松尾芭蕉(まつおばしょう)がおとずれ、その時によんだ『五月雨(さみだれ)の 滝降りうづむ 水かさ哉(や)』の句碑(くひ)が、滝見不動尊御堂(たきみふどうそんみどう)のそばに建っています。
また江戸時代、阿武隈川を使って舟で物を運ぶときにもっとも危険(きけん)な場所といわれ、滝の北がわの岸壁(がんぺき)を堀割り工事(ほりわりこうじ)をして船を通した運河跡(うんがあと)があり、当時をしのぶことができます。
乙字ヶ滝左岸(さがん)にある乙字ヶ滝遺跡(いせき)は、約2万年前の石器(せっき)、石斧(せきふ)などが出土(しゅつど)し、須賀川市でもっとも古い遺跡です。
資料・他(しりょう・ほか)
『須賀川市史』自然 原始 古代 第1巻(須賀川市教育委員会発行)
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・須賀川市役所 観光交流課 電話:0248-88-9144
<現地までの交通案内>
・JR東北本線「須賀川駅」下車
→福島交通バス竜崎経由石川行き「乙字ヶ滝」停留所下車
・東北自動車道「須賀川IC」から
国道118号線石川方面へ車で約20分
・あぶくま高原道路「玉川IC」から車で約5分
その他(そのほか)
- 日本の滝100選(平成2年選定)
関連ホームページ(かんれんホームページ)

- 和田大仏及び横穴墓群(わだだいぶつおよびよこあなぼぐん)
- 蝦夷穴古墳(えぞあなこふん)
- 大栗自奉楽(おおぐりじほうらく)
- ふくしま森の科学体験センター(ムシテックワールド)(ふくしまもりのかがくたいけんせんたー(むしてっくわーるど))
- 翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん)
- 乙字ヶ滝(おつじがたき)
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