滝と名水(たきとめいすい)
阿武隈川源流の雄滝・雌滝(あぶくまがわげんりゅうのおだき・めだき)
地域(ちいき):
県南地域(けんなんちいき)市町村(しちょうそん):
西郷村(にしごうむら)カテゴリー:
滝と名水(たきとめいすい)
紹介説明(しょうかいせつめい)
西郷村の甲子旭岳(かしあさひだけ)をはじまりとし、宮城県岩沼市(みやぎけんいわぬまし)・亘理(わたり)町で太平洋にそそぐ、流路延長(りゅうろえんちょう)239km、流域面積(りゅういきめんせき)5,400平方キロメートルの阿武隈川(あぶくまがわ)。古くは逢隈川(おおくまがわ)、大熊川(おおくまがわ)ともいわれ、平安時代には歌枕(うたまくら)としてよまれていました。
その源流には、甲子(かし)八十八滝といわれるほどいくつもの滝があり、その中に雄滝(おだき)・雌滝(めだき)といわれる滝があります。文化2(1805)年に編纂(へんさん)された『白河風土記』(しらかわふどき)や、大正4(1915)年に刊行(かんこう)された『西白河郡誌』(にししらかわぐんし)にも紹介されています。
大正時代の文学者・大町桂月(おおまちけいげつ)は甲子温泉に泊まり、雄滝・雌滝を見に行ったときの紀行文(きこうぶん)を大正7年に『阿武隈川水源の仙境(あぶくまがわすいげんのせんきょう)』と題して発表しています。その中で、次のような歌をのこしています。
「大熊の雄瀧のさまに比(くら)ぶれば 雌瀧はやはり雌瀧なりけり」
資料・他(しりょう・ほか)
『西郷村史』『立村百年史』
『白河風土記』
『西白河郡誌』
『福島県文学全集1』
『福島県文学全集2』
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・西郷村教育委員会生涯学習課
<現地までの交通案内>
・JR東北本線、東北新幹線「新白河駅」より車で30分
※雌滝まではそこから徒歩1時間30分、
雄滝までは雌滝から30分。
ただし、ガイドが必要
その他(そのほか)
- 森林浴の森100選(阿武隈川源流の原生林)
- ふくしまの水30選・うつくしま ふくしま水百選 (阿武隈川の源流) ※水の郷100選に西郷村が認定されている(100選の標柱は甲子地区にある)
- 福島遺産百選(阿武隈川源流域)
関連ホームページ(かんれんホームページ)
- 阿武隈川源流の雄滝・雌滝(あぶくまがわげんりゅうのおだき・めだき)
- 川崎弥助(かわさきやすけ)
- 西の郷遊歩道(にしのさとゆうほどう)
- 上羽太天道念仏踊り(かみはぶとてんとうねんぶつおどり)
- 田土ヶ入水芭蕉自生地(たどがいりみずばしょうじせいち)
- 新甲子遊歩道(しんかしゆうほどう)
※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
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