天然記念物(てんねんきねんぶつ)
大滝神社のじいスギ・ばあスギ(おおたきじんじゃのじいすぎ・ばあすぎ)
地域(ちいき):
相双地域(そうそうちいき)市町村(しちょうそん):
楢葉町(ならはまち)カテゴリー:
天然記念物(てんねんきねんぶつ)
紹介説明(しょうかいせつめい)
木戸川渓谷(きどがわけいこく)の林の中に、ひときわ高い2本のスギの巨木(きょぼく)があります。「じいスギ・ばあスギ」とよばれ、大滝神社(おおたきじんじゃ)と深い関わりをもつスギの老木(ろうぼく)です。
言い伝えによると、その昔紀州熊野(きしゅうくまの)【現在の和歌山県】の那智麻呂(なちまろ)という山ぶしが、熊野の神さまの霊をおまつりする場所をさがし、はるばる北上してきたといいます。木戸川の河口(かこう)にさしかかったとき、那智麻呂はこの川の上流に縁(えん)があることを直感(ちょっかん)し、村人の道案内(みちあんない)で木戸川をさかのぼり、雄滝(おたき)・雌滝(めたき)のある所を神地と決め、大滝神社としてまつったといいます。
那智麻呂がこの時持っていた杖(つえ)を地面にさしたところ、芽が出て根をはり“じいスギ・ばあスギ”になったと伝えられています。樹齢(じゅれい)はおよそ1,000年、木の高さ25m、幹まわりは神社に向かって右側が4.8m、左側が5.5mになります。
資料・他(しりょう・ほか)
『楢葉町の植物 改訂版』 2003年8月発行 楢葉町教育委員会『ならはまちの文化財』 2000年3月発行 楢葉町教育委員会
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・楢葉町生涯まなび課 楢葉町大字北田字鐘突堂5-4
電話:0240-25-2492
・楢葉町産業創造課 楢葉町大字北田字鐘突堂5-6
電話:0240-23-6105
<現地までの交通案内>
・JR常磐線「木戸駅」または「竜田駅」より車で約20分
その他(そのほか)
- 町指定天然記念物(昭和49年9月20日指定)
関連ホームページ(かんれんホームページ)
- 永山十志夫(ながやまとしお)
- 大滝神社のじいスギ・ばあスギ(おおたきじんじゃのじいすぎ・ばあすぎ)
- 大滝神社の浜下り(おおたきじんじゃのはまくだり)
- 塩貝の大カヤ(しおがいのおおかや)
- 石川浅次郎(いしかわあさじろう)
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