

名山・渓谷・遊歩道(めいざん・けいこく・ゆうほどう)
木幡山(こはたやま)
地域(ちいき):
県北地域(けんぽくちいき)市町村(しちょうそん):
二本松市(にほんまつし)カテゴリー:
名山・渓谷・遊歩道(めいざん・けいこく・ゆうほどう)
紹介説明(しょうかいせつめい)
木幡山は、高さ666m、阿武隈高地(あぶくまこうち)の北側、旧安達郡東和町【現二本松市】にあり、福島市の東南約12kmの所にあります。この山地はすべての山が花崗閃緑岩(かこうりょくせんがん)でできていますが、山頂付近は硬い斑糲岩(はんれいがん)で、阿武隈高地西側のふもとの丘に残丘(ざんきゅう)として突き立っています。
山上には、国指定天然記念物・木幡の大スギをはじめ、樹齢100年から300年をこえるスギやマツがおいしげっており、県内でも指おりの美しい林といえます。ここの木や林は、慶長(けいちょう)・寛永(かんえい)年間、領主の加藤家により保護されていたことが知られています。
南北朝時代の文書に木幡山の名が書かれており、岩角山(いわづのさん)より早く、伊達市の霊山と同じころ天台密教(てんだいみっきょう)により開山されたと思われます。
中腹にある隠津島神社(おきつしまじんじゃ)には、江戸時代初期に建てられ延宝(えんぽう)8(1680)年に改修された三重塔(さんじゅうのとう)があります。また、門神社といわれる寛永(かんえい)年間の建物や、鎌倉時代の供養塔(くようとう)などがあります。
木幡山はゆたかな自然とさまざまな歴史を持つ山です。そのため文化財が数多くあります。
資料・他(しりょう・ほか)
『二本松市の指定文化財(2015年版)』詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・二本松市教育委員会文化課
<現地までの交通案内>
・JR東北本線「二本松駅」より木幡行きバス「田谷」停留所下車
徒歩20分
・JR東北本線「二本松駅」より車で30分
その他(そのほか)
- 県指定天然記念物(昭和30年2月4日指定)
関連ホームページ(かんれんホームページ)

- 安達ケ原物語(あだちがはらものがたり)
- 二本松万古焼(にほんまつばんこやき)
- 本久寺のシダレザクラ(ほんきゅうじのしだれざくら)
- 広瀬熊野神社の御田植(ひろせくまのじんじゃのみたうえ)
- 杉沢の大スギ(すぎさわのおおすぎ)
- 大平三島神社の古面(おおだいらみしまじんじゃのこめん)
※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
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