人物"/ 県北地域アイコン

天然記念物(てんねんきねんぶつ)

安達太良山ヤエハクサンシャクナゲ自生地(あだたらやまやえはくさんしゃくなげじせいち)

  • 地域(ちいき)

    県北地域(けんぽくちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    二本松市(にほんまつし)
  • カテゴリー:

    天然記念物(てんねんきねんぶつ)

紹介説明(しょうかいせつめい)

安達太良山のうち鉄山と箕輪山(みのわやま)の中腹(ちゅうふく)には、めずらしいヤエハクサンシャクナゲが広い範囲(はんい)に自生しています。とくに僧悟台(そうごだい)や、鉄山の北側の山頂から山腹には、シャクナゲがたくさん咲いている場所があり、その中にヤエハクサンシャクナゲがまじっています。ほかにもウラジロヨウラクやコバイケイソウなどの低木や草木の高山性植物が数多く見られます。
 ハクサンシャクナゲは、本州、北海道、朝鮮の高地帯で育ちますが、八重(ヤエ)が育つ地域は大変めずらしいです。すでに天然記念物として指定されている吾妻山ヤエハクサンシャクナゲは、明治36(1903)年に当時福島師範学校の博物教室助手であった中原源治によって発見されたものです。
 ヤエハクサンシャクナゲはツツジ科・ツツジ属の常緑低木で、花は白色またはあわい紅色です。ネモトシャクナゲともよばれ、県の花として親しまれています。近年しだいに少なくなっていますが、吾妻山の峰つづきである安達太良山にこの大群落があるのは、とても貴重(きちょう)なことです。

資料・他(しりょう・ほか)

『二本松市の指定文化財(2015年版)』

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

<詳しい情報の入手先>
・二本松市教育委員会文化課

<現地までの交通案内>
・JR東北本線「二本松駅」より塩沢温泉行きバス終点下車
 徒歩1時間

その他(そのほか)

  • 県指定天然記念物(昭和30年2月4日指定)

関連ホームページ(かんれんホームページ)

ヤエハクサンシャクナゲ自生地

検索結果へ戻る(けんさくけっかへもどる)