文化財(ぶんかざい)
白河関跡(しらかわのせきあと)
地域(ちいき):
県南地域(けんなんちいき)市町村(しちょうそん):
白河市(しらかわし)カテゴリー:
文化財(ぶんかざい)
紹介説明(しょうかいせつめい)
奥州(おうしゅう)三古関の一つに数えられる白河関は、奈良時代から平安時代に機能(きのう)していたと考えられている国境(こっきょう)の関で、蝦夷(えみし)の南下(なんか)や人・物資(ぶっし)の往来(おうらい)を取りしまる検問所(けんもんじょ)の役割(やくわり)をしていたと考えられています。
その後、律令制(りつりょうせい)の衰退(すいたい)とともに役目を失っていきましたが、「歌枕(うたまくら)」【和歌の名所】として文学の世界では都(みやこ)に住む人のあこがれの地となり、能因法師(のういんほうし)や西行法師(さいぎょうほうし)、松尾芭蕉(まつおばしょう)など、時代を代表する歌人・俳人たちをはじめとした多くの風流人(ふうりゅうじん)たちが歌をのこしています。
現在の白河関跡は、廃(すた)れてから長い時間がたち、場所が分からなくなっていた関跡を、寛政(かんせい)12(1800)年、白河藩主松平定信(まつだいらさだのぶ)が、昔を知る老人たちからの聞き取りや資料、地形などを調べ、「古関蹟碑(こかんせきのひ)」を建ててこの地と断定した場所です。
資料・他(しりょう・ほか)
『白河市史』一・四-
『白河の関』金子誠三
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>白河市教育委員会 文化財課
電話:0248-27-2310
<現地までの交通案内>
・JR「新白河駅」より福島交通バス「白河の関」行き
終点下車すぐ
その他(そのほか)
国指定史跡(昭和41年指定)※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
クリックするとその項目のページへジャンプします。