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郷土芸能(きょうどげいのう)

津島の田植踊り(つしまのたうえおどり)

浪江町
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紹介説明(しょうかいせつめい)

 津島(つしま)の田植踊り(たうえおどり)は、五穀豊穣(ごこくほうじょう)をいのるおどりで、古くから浪江町津島地区(つしまちく)に伝えられる芸能(げいのう)です。福島県の重要無形民俗文化財(じゅうようむけいみんぞくぶんかざい)に指定されています。
 このおどりは、上津島(かみつしま)、下津島(しもつしま)、南津島(みなみつしま)、赤宇木(あこうぎ)の四つの集落にそれぞれ伝えられており、かつては、旧暦(きゅうれき)1月14日・15日・17日に行われていましたが、現在では太陽暦(たいようれき)の同じ日に行われています。
 初日の14日には、まず各集落の氏神(うじがみ)である八幡神社(はちまんじんじゃ)・稲荷神社(いなりじんじゃ)・山津見神社(やまつみじんじゃ)に奉納(ほうのう)され、その日から翌日(よくじつ)にかけて、川下(かわしも)から川上(かわかみ)の方向に、集落内の招待(しょうたい)を受けているそれぞれの家を回りおどります。特に招待が多く2日間で終わらない場合には、16日には決しておどらず、17日におどります。
 おどりには、手ぬぐいをねじって頭にまき、はでな長襦袢(ながじゅばん)をつけた「鍬頭(くわがしら)」(1人)、紋付(もんつ)きに脇差(わきざし)をさした「種下ろし(たねおろし)」(2人)、太刀(たち)をさし小太鼓(こだいこ)を持った「太鼓(たいこ)」(2人)、少年が絣(かすり)の着物を着てささらを持つ「ささら」(2人)、青年が紋付き(もんつき)着物と帯(おび)で女装(じょそう)した「早乙女(さおとめ)」(5~7人)などの役わりがあり、すべて男性が演(えん)じ、決して女性がまじることはありません。おどりは鍬頭の口上(こうじょう)に始まり、稲作(いなさく)にかかわる年間行事が次々と演じられます。さいごに鍬頭が一人のこり、祝言(しゅうげん)をのべて終わりとなりますが、四つの集落それぞれに細かな点ではちがいがあります。

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