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郷土料理(きょうどりょうり)

相馬野馬追い出陣の祝い膳(そうまのまおいしゅつじんのいわいぜん)

相馬市
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紹介説明(しょうかいせつめい)

 一般(いっぱん)に出陣(しゅつじん)とは、野馬追い(のまおい)に出馬(しゅつば)することをさしていますが、総大将(そうだいしょう)以下のそれぞれの騎馬(きば)の出陣儀式(しゅつじんぎしき)は、戦場(せんじょう)にのぞむことを想定(そうてい)して行われます。したがって、出陣する前夜の酒の肴(さかな)も、昔から藩(はん)として定められた品をそえることが今でも慣習(かんしゅう)として守り続けられています。

<三献の儀(さんこんのぎ)>

一品 打鮑(うちあわび)
 鮑(あわび)は片貝(かたがい)のため、敵(てき)のようすをさぐることはできますが、逆(ぎゃく)に貝殻(かいがら)で身をつつめば相手からさぐられないという特ちょうから、出陣式(しゅつじんしき)には欠かせない品とされています。また、昔から祝いごとには必ず用いられました。
 干鮑(ほしあわび)を5切れ、もり付けます。

一品 栗(くり)【勝ち栗(ぐり)】
 「使侍戦栗」侍(さむらい)をして豪族(ごうぞく)を鎮圧(ちんあつ)せしむ。作法(さほう)としては5個もり付けたうち、真ん中のものをとって食べます。

一品 昆布(こんぶ)
 昆布巻き(こんぶまき)。敵を巻(ま)きこみ戦いに勝って祝盃(しゅくはい)をあげながら一族でよろこびあいます。干昆布(ほしこんぶ)を短冊(たんざく)に切り、5枚をもりつけます。

<祝膳(いわいぜん)>

一品 豆腐(とうふ)【ひややっこ】
 真っ白な豆腐(とうふ)を最初に食し、心身を清めて出陣します。
 別説(べっせつ) 冷たい豆腐はお酒の酔いが早く回るので、酒癖(さけぐせ)の悪い侍(さむらい)を早く酔わせて、無礼(ぶれい)なふるまいのないようにとの手段(しゅだん)ともいわれます。

一品 打鮑(うちあわび)

一品 鰹(かつお) 【勝(か)つ魚(うお)】

一品 栗 【勝(か)ち栗(ぐり)】

一品 昆布
 それに、赤飯、煮しめ(にしめ)などを加えるようになってきました。さらに、さし入れなどもたくさんになり、たる酒、浜の幸(さち)など大変なごちそうとなります。

資料・他(しりょう・ほか)

『みちのく福島の味』 福島県食生活改善推進連絡協議会

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