

郷土料理(きょうどりょうり)
精進料理(不祝儀)(しょうじんりょうり)

地域(ちいき):
県北地域(けんぽくちいき)市町村(しちょうそん):
福島市(ふくしまし)カテゴリー:
郷土料理(きょうどりょうり)
紹介説明(しょうかいせつめい)
昔は、食べ物も十分でなく交通の便も悪かったので、お葬式(そうしき)の時などは、遠くから来る親せきの人たちへの食事づくりも、大変なものでした。念仏講(ねんぶつこう)【念仏を修行(しゅぎょう)する信者(しんじゃ)の集まり】がすべての面で世話をしてくれます。昔の人は、意外と合理的(ごうりてき)で、生活の知恵(ちえ)をうかがい知ることができます。昭和40年をすぎたころまでは、このような形で行われていました。
●材料<1人前>
○平椀(ひらわん) 焼きどうふ
○膳皿 糸こんのくるみあえ
糸こん…1/3~1/4わ、れんこん…少々、
くるみ、さとう、塩
○坪(つぼ) ほうれんそう
○汁(しる) 青菜(あおな)、とうふ
○煮メ(にしめ)
にんじん、ごぼう、いも、凍みどうふ
○飯 白ふかしまたは白いご飯
●作り方
(1) とうふは5~6cmの正方形に切り、うす味で煮(に)あげ、しょうがのすりおろしを上にのせます。
(2) 糸こんは食べやすい長さに切り、湯がいて、うすく下味(したあじ)をつけます。れんこんはうす切りにし、酢を落としたお湯でサッと煮ます。くるみはよくすって、水切りしたとうふを入れてさらによくすって調味(ちょうみ)します。【とうふは、かさ増しのためかとも思われます。】
(3) ほうれんそうは、ゆでておひたしにします。
(4) 小松菜(こまつな)や青い葉っぱを細かく切ります。とうふは細目切りにし、みそしるを作ります。
(5) にんじん、いも、ごぼう、凍みどうふは食べやすいように切り目を入れます。切り目の数は、ぐうすうにします。【上置(うわおき)は焼麩(やきふ)なども使用します。】
(6) ふかしは汁器(じゅうき)で親せきの人が持って来ます。
資料・他(しりょう・ほか)
『みちのく福島の味』福島県食生活改善推進連絡協議会発行
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
その他(そのほか)
関連ホームページ(かんれんホームページ)

- 鈴木澤吉(すずきさわきち)
- 福島だるま(ふくしまだるま)
- 精進料理(不祝儀)(しょうじんりょうり)
- 斎藤利雄(さいとうとしお)
- ちまき(ちまき)
- 水林自然林と荒川土木遺産群(みずばやししぜんりんとあらかわどぼくいさんぐん)
※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
クリックするとその項目のページへジャンプします。