文化・芸術(ぶんか・げいじゅつ)
斎藤利雄(さいとうとしお)
地域(ちいき):
県北地域(けんぽくちいき)市町村(しちょうそん):
福島市(ふくしまし)カテゴリー:
文化・芸術(ぶんか・げいじゅつ)生没年:
1903~1969時代:
明治(めいじ)~昭和(しょうわ)
人物紹介(じんぶつしょうかい)
明治36年に飯野町で生まれ、9歳の時、磐城(いわき)の好間炭鉱(よしまたんこう)にうつり住み、労働者(ろうどうしゃ)の苦しみを知りました。
上京しアナーキスト【無政府主義者(むせいふしゅぎしゃ)】のグループに入り、川端画学校(かわばたががっこう)で学び執筆活動(しっぴつかつどう)に入りました。後にコミュニスト【共産主義者(きょうさんしゅぎしゃ)】になり、福田新生(ふくだしんしょう)の紹介で『文芸戦線(ぶんげいせんせん)』に参加しました。鶴田知也(つるたともや)との共同作『町工場』を菅野好馬(かんのよしま)のペンネームで連載(れんさい)しましたが、後に考え方のちがいから脱退しました。
『前線』を創刊(そうかん)し、日本プロレタリア作家同盟(どうめい)の書記をつとめました。『同志小林多喜二(こばやしたきじ)を想ふ』を『プロレタリア文学』に発表しましたが、病気と弾圧(だんあつ)のため帰郷(ききょう)しました。
農作業と商業をしながら農民小説を書き、『日刊農業新聞』に『大隈川流館(おおくませんりゅうかん)』を連載しました。特に『橋のある風景(ふうけい)』が有名です。
また、昭和23年から2期8年間明治村議会議員(そんぎかいぎいん)として村政発展(そんせいはってん)にもつくしました。
資料・他(しりょう・ほか)
『斎藤利雄』パンフレット 福島県立図書館蔵『福島大百科事典』 福島民報社発行・福島県立図書館蔵
『日本近代文学大辞典』 講談社 昭和53年1月18日発行
『橋のある風景』 冬芽新書
『橋のある風景』(斎藤利雄作品集) 日本図書刊行会
『土とふるさと文学全集』 家の光協会発行
主な業績(おもなぎょうせき)
農民作家として、戦前・戦中・戦後のきびしい状況の中でもあたたかさと楽しさがある作品をつくり、よむ人に感銘(かんめい)をあたえました。のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)
関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)
- 顕彰碑
(けんしょうひ)
地区民が功績(こうせき)を後世に伝えるため、平成14年4月飯野町大字明治字舟場地内に建立。 高さ122cm、幅155cm
副読本(ふくどくほん)
関連文献(かんれんぶんけん)
詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)
現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)
- 顕彰碑
「飯野町駅」下車、徒歩30~40分
その他(そのほか)
教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)
- 鈴木俊夫(すずきとしお)
- 精進料理(不祝儀)(しょうじんりょうり)
- 土湯伝統こけし(つちゆでんとうこけし)
- 千貫森と天井山からの眺め(せんがんもりとてんじょうやまからのながめ)
- 福島だるま(ふくしまだるま)
- 浄土平をとりまく自然(じょうどだいらをとりまくしぜん)
※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
クリックするとその項目のページへジャンプします。