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その他(そのほか)

湯田(星)運吉(ゆだ(ほし)うんきち)

南会津町
  • 地域(ちいき)

    南会津地域(みなみあいづちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    南会津町(みなみあいづまち)
  • カテゴリー:

    その他(そのほか)
  • 生没年:

    1825~1889
  • 時代:

    江戸時代(えどじだい)~明治(めいじ)

人物紹介(じんぶつしょうかい)

 1825年伊与戸(いよと)地区の名主(なぬし)【村長】の息子として生まれた湯田運吉(ゆだうんきち)は、21歳で数学の勉強をはじめ算法指南(さんぽうしなん)の免許状(めんきょじょう)をもらいました。
 その後26歳の時、自分の研究の成果(せいか)である『三斜内円四箇(さんしゃないえんしか)』を伊与戸の熊野神社(くまのじんじゃ)に算額(さんがく)【和算家(わさんか)が自分でつくった数学の問題や解き方を書いた絵馬(えま)】として奉納(ほうのう)しました。この算額の問題は、世界的に有名なイタリアの数学者マルハッチの問題とつながりがあり、このような問題が舘岩にあるということは驚(おどろ)くべきことだと言われています。
 さらに運吉は熨斗戸(のしと)の鹿島神社にも算額を奉納しており、二つとも村の文化財(ぶんかざい)に指定されています。
 その後、運吉は伊与戸の星家の養子(ようし)となり、明治にはいると自宅を開放(かいほう)して熨斗戸小学校を開設(かいせつ)し、村内の各小学校の先生として教育発展に力をつくしました。

資料・他(しりょう・ほか)

『舘岩村史 第一巻「通史編」』 1999年 舘岩村
『わがふるさと舘岩村』舘岩村教育委員会発行
『新福島の和算』 1982年 福島県和算研究保存会 西沢書店

主な業績(おもなぎょうせき)

のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)

  • 算額は村指定文化財として保存されています。
  • 舘岩村の普通教育を整備する基礎(きそ)となりました。

関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)

  • 伊与戸(いよと) 熊野神社算額
    1850年 湯田運吉が奉納
  • 熨斗戸(のしと) 鹿島神社算額
    1883年 星運吉が奉納

副読本(ふくどくほん)

関連文献(かんれんぶんけん)

    詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)

    南会津町教育委員会

    現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)

    その他(そのほか)

    教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)

    南会津町
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