郷土開発(きょうどかいはつ)
古河善兵衛(ふるかわぜんべい)
地域(ちいき):
県北地域(けんぽくちいき)市町村(しちょうそん):
福島市(ふくしまし)カテゴリー:
郷土開発(きょうどかいはつ)生没年:
1577~1637時代:
安土桃山時代(あづちももやまじだい)~江戸時代(えどじだい)
人物紹介(じんぶつしょうかい)
上堰(うわぜき)と下堰(したぜき)からなる西根堰(にしねぜき)【農業用水路(のうぎょうようすいろ)】のうち、自分の財産(ざいさん)をつかい上堰の建設(けんせつ)にあたり、新しい農地の開発に力をつくしました。
上堰工事は、寛永(かんえい)2(1625)年からはじまり、9年の年月をかけ寛永10(1633)年に完成しました。現福島市飯坂町の穴原(あなばら)から摺上川(すりかみがわ)の水を取り入れ、現伊達市梁川町五十沢(いさざわ)までの約30kmにもおよび、当時22の村【約900ヘクタール】がその水を利用しました。
資料・他(しりょう・ほか)
『福島市史 第2巻 近世I』『福島市文化財調査報告書 第29集』
主な業績(おもなぎょうせき)
- 西根上堰、四ヶ村堰(しかむらぜき)【米沢】をたてました。
- 空虚蔵堂(くうきょぞうどう)【福島市黒岩満願寺(まんがんじ)境内】をたてました。
- 康善寺(こうぜんじ)【福島市五月町】をたてました。
のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)
堰(いせき)【農業用水路】をつくったことにより、新しい農地作りがすすめられました。関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)
- 西根神社
西根上堰、下堰の建設に力をつくした古河善兵衛と佐藤新右衛門の功績をたたえ、明治19(1886)年にたてられました。神社の建設には、当時の信夫郡長(しのぶぐんちょう)・柴山影綱(しばやまかげつな)のはたらきかけにより、県の施策(しさく)として近くの自治体からを集めてたてられました。
副読本(ふくどくほん)
関連文献(かんれんぶんけん)
詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)
- 西根神社
住所:福島市飯坂町湯野字高畑2-1
現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)
- 西根神社
福島交通飯坂線「飯坂駅」下車 徒歩10分
その他(そのほか)
教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)
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