

産業・経済(さんぎょう・けいざい)
小野田 忠(おのだただし)
地域(ちいき):
相双地域(そうそうちいき)市町村(しちょうそん):
双葉町(ふたばまち)カテゴリー:
産業・経済(さんぎょう・けいざい)生没年:
1894~1982時代:
明治(めいじ)~昭和(しょうわ)
人物紹介(じんぶつしょうかい)
双葉町新山に生まれ、東北帝国大学(ていこくだいがく)【現在の東北大学】理学部(りがくぶ)を卒業した後、東京帝国大学【現在の東京大学】大学院に進みました。さらに同大学の法学部、経済学部でも学問を学び、理学博士(りがくはかせ)の学位を取ると同時に文部省在外研究員(ざいがいけんきゅういん)としてドイツ、フランス、イギリス、アメリカに留学(りゅうがく)し、水道、ガスメーターの実地研究(じっちけんきゅう)を行いました。早くから計器文字車(けいきもじしゃ)の着色法(ちゃくしょくほう)の研究をし、錫(しゃく)または錫合金(しゃくごうきん)の黒色不変(こくしょくふへん)着色法、その他一連の発明を完成させました。数々の特許(とっきょ)を取り、輸入(ゆにゅう)にたよっていた数字式の直読(ちょくどく)カウンターが、日本独自(どくじ)の技術(ぎじゅつ)で製造(せいぞう)が出来るようになり、産業の発展(はってん)と文化の向上に大きく貢献(こうけん)しました。
資料・他(しりょう・ほか)
『双葉町町勢要覧』主な業績(おもなぎょうせき)
- メーター文字車の着色法の特許取得により、各種メーターの開発に力をつくしました。紫綬褒章(しじゅほうしょう)、藍綬褒章(らんじゅほうしょう)、発明協会特賞、発明協会発明賞、東京都知事賞など数々の表彰(ひょうしょう)を受けました。
- 公益のため自分の財産を寄附(きふ)しました。木杯下賜(もくはいかし)、紺綬褒章(こんじゅほうしょう)を受けました。
のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)
双葉町に東京理化工業所福島工場【現・オノダ精機株式会社】をつくったことで郷土の産業をさかんにし、多くの人を雇(やと)い入れました。さらに国や福島県にたいするする貢献度も高く評価され、県外在住者知事表彰(ちじひょうしょう)などの名誉(めいよ)ある賞をうけ、昭和56年には双葉町名誉町民となりました。関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)
副読本(ふくどくほん)
関連文献(かんれんぶんけん)
詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)
現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)
その他(そのほか)
教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)

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