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文化・芸術(ぶんか・げいじゅつ)

小沼幸彦(おぬまさちひこ)

  • 地域(ちいき)

    県北地域(けんぽくちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    本宮市(もとみやし)
  • カテゴリー:

    文化・芸術(ぶんか・げいじゅつ)
  • 生没年:

    1746~1822
  • 時代:

    江戸時代(えどじだい)~江戸時代(えどじだい)

人物紹介(じんぶつしょうかい)

 小沼幸彦(おぬまさちひこ)は本宮南町を開設(かいせつ)した小沼貞永(さだなが)の子孫(しそん)で、少年の頃から学問を好みました。
 幸彦が47歳のとき、常陸(ひたち)の生駒熊文(いこまくまぶん)が本宮で私塾(しじゅく)を開いたときに、指導(しどう)をうけて大成(たいせい)し、のちに国学・和歌で家計をささえるようになりました。
 熊文の紹介(しょうかい)で本居宣長(もとおりのりなが)の教えを受け『神代系図(しんだいけいず)』を著(あらわ)し、出版(しゅっぱん)して広めました。
 多くの著書(ちょしょ)を残しましたが、主なものに『加牟豆美庵漫録(かむつみあんまんろく)』八巻、『石井考(いわいこう)』などがあります。『石井考』は古歌によまれた安積(あさか)の岩井の清水(しみず)が、日記沢(にっきさわ)【大字青田】の岩井【石井】の清水であることを調べたもので、松平定信(まつだいらさだのぶ)【白河楽翁(しらかわらくおう)】にほめたたえられ、岩井の清水は、その後多くの人々に知られる地となりました。

資料・他(しりょう・ほか)

『花かたま』 曽我伝吉遍 追史会発行 昭和46年
『本宮町史 第11巻「文化編」』
『図説 本宮の歴史』 本宮町

主な業績(おもなぎょうせき)

本宮の国学・古学・俳諧(はいかい)の発展に大きな貢献をしました。

のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)

関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)

  • 岩井の清水
    幸彦の『石井考』により松平定信に称賛(しょうさん)され、安積の岩井【石井】の清水として、多くの人がおとずれる史跡となっています。

副読本(ふくどくほん)

関連文献(かんれんぶんけん)

    詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)

    本宮市立歴史民俗資料館

    現地へ行くまでの交通案内(げんちへいくまでのこうつうあんない)

    • 岩井の清水
      本宮市青田字岩井64 JR「本宮駅」より車で約15分 「本宮IC」より車で約15分

    その他(そのほか)

    教育委員会連絡先(きょういくいいんかいれんらくさき)

    国学者小沼幸彦 (蒲生羅漢画)

    小沼幸彦  晩年

    関係記事(かんけいきじ)

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