

郷土料理(きょうどりょうり)
お平(おひら)

地域(ちいき):
南会津地域(みなみあいづちいき)市町村(しちょうそん):
只見町(ただみまち)カテゴリー:
郷土料理(きょうどりょうり)
紹介説明(しょうかいせつめい)
お平(ひら)とは、魚や野菜をしょうゆでよく煮(に)て味をしみこませた煮染(にしめ)を、平らなお椀(わん)にもったものです。祝言(しゅうげん)(結婚式)などのお祝いや大晦日(おおみそか)にはかかせない料理です。素材(そざい)も調理の方法も、ふだんとはちがって、特別なものです。
串魚(くしうお)とは、川魚のハヤを、いろりで水分がなくなるまで焼いたもので、「まるべんけい」というわらで編(あ)んだ器(うつわ)にさして保存(ほぞん)しておき、冬になってから食べます。舞茸(まいたけ)は「舞(ま)い上がる」という意味で、祝い膳(いわいぜん)には必ず使われています。
●材料<4人分>
・舞茸(まいたけ)…80g
・串魚(くしうお)…4尾(び)
・長いも…120g
・ごぼう…80g
・こんぶ…1枚
・あぶらあげ…4枚
・しょうゆ…大さじ2・1/3
・酒…カップ2/3
・みりん…大さじ1
・塩…小さじ1弱
・酢(す)…少々
・水【つけ汁(じる)】…カップ4
●作り方
(1) 長いものひげは、火で焼やき取り、よくあらって皮つきのまま4cm位のぶつ切りにする。こんぶは水でもどして、4個に形よく結ぶ。あぶらあげは湯通ししておく。ごぼうは皮をむき、5cmの長さで片方をななめに切る。舞茸は人数分に分ける。
(2) 串魚はあらってたっぷりの水に5分間位ひたしてもどす。
(3) (2)のつけ汁に水を足して水量(すいりょう)を決め、串魚を弱火で5分間くらい煮たあと、引き上げておく。
(4) (3)の煮汁(にじる)にこんぶとごぼうを入れ、半分の量のしょうゆを入れて10分間くらい煮る。そこに長いもと舞茸を加え、残りの調味料(ちょうみりょう)を加えて弱火で10分間くらい煮こむ。
(5) 味がととのったら、あぶらあげと(3)の串魚を加え、ひと煮立ちしたら火を止め、ひと晩(ばん)おく。
(6) 食べる直前に火を通す。
資料・他(しりょう・ほか)
・『日本の味ふくしまの味』厚生労働省・福島県・(財)長寿社会開発センター/(財)日本食生活協会・全国食生活改善推進員団体連絡協議会/福島県食生活改善推進連絡協議会発行
・只見町史
・只見おもしろ学ガイドブック【改訂版】 令和元年6月30日改訂版2刷
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>只見町教育委員会 電話:0241-82-5320
その他(そのほか)
関連ホームページ(かんれんホームページ)

- 旧五十嵐家住宅(きゅういがらしけじゅうたく)
- お平(おひら)
- 梁取の神楽(やなとりのかぐら)
- 浅草岳(あさくさだけ)
- 会津只見の生産用具と仕事着コレクション(あいづただみのせいさんようぐとしごとぎこれくしょん)
- ブナの森(ぶなのもり)
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