郷土芸能(きょうどげいのう)
鴇巣早乙女踊り(とうのすさおとめおどり)
地域(ちいき):
南会津地域(みなみあいづちいき)市町村(しちょうそん):
南会津町(みなみあいづまち)カテゴリー:
郷土芸能(きょうどげいのう)
紹介説明(しょうかいせつめい)
早乙女踊り(さおとめおどり)は東北地方で生まれた豊作(ほうさく)を願う民俗芸能(みんぞくげいのう)です。伊南川流域(いながわりゅういき)では、かつてほとんどの集落で行われていました。この地いきは高冷地(こうれいち)【標高(ひょうこう)が高く、寒い所】であり、たびたび凶作(きょうさく)や大水の被害(ひがい)にあっていたので、豊作を願う気持ちがひじょうに強かったと思われます。
鴇巣早乙女踊り(とうのすさおとめおどり)について文書や書物として記録(きろく)されたものはなく、はっきりとした伝来の時期は分かりません。地元の言い伝えによれば、会津藩(あいづはん)の家臣(かしん)だった岡本杢頭につかえていた鴇巣(とうのす)出身の馬場夕庵(ばばゆうあん)が、寛永(かんえい)15(1638)年に里へ帰った時、地元に伝えたとされています。
早乙女踊りは小正月の最大の行事であり、楽しみです。現在も1月15日の夜に行われ、古くはおどり手も15才の長男にかぎられていましたが、時代とともに女子に変わり、現在の形となっています。
資料・他(しりょう・ほか)
『南郷村史』民俗編詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・南会津町教育委員会 生涯学習課 電話:0241-62-6311
その他(そのほか)
福島県指定民俗文化財(平成20年4月4日指定)※関連(かんれん)する項目(こうもく)を表示(ひょうじ)しています。
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