伝承昔話(でんしょうむかしばなし)
大悲山大蛇物語(たいひざんだいじゃものがたり)
地域(ちいき):
相双地域(そうそうちいき)市町村(しちょうそん):
南相馬市(みなみそうまし)カテゴリー:
伝承昔話(でんしょうむかしばなし)
紹介説明(しょうかいせつめい)
昔、玉都(たまいち)という琵琶法師(びわほうし)が、小高(おだか)の里にある大悲山(だいひざん)の薬師堂(やくしどう)にこもり琵琶(びわ)をひいていると、一人の武士(ぶし)がたずねてきて、その音色(ねいろ)に聞き入りました。
やがて、男は「自分は、薬師堂の前にある池に住む大蛇(だいじゃ)だ」とつげるのです。さらに「自分の体が大きくなり、この池に住めないので、この地に大雨をふらせ大沼にしたい。だが、お前は琵琶をきかせてくれたお礼に助けよう。もし人にもらせば、命はないぞ」というのです。
玉都はまよったすえ、小高城(おだかじょう)へ行き、この話を相馬の殿様(とのさま)にうったえました。すると大蛇があらわれ、玉都をさらっていったのです。一方、殿様の陣営(じんえい)は、大悲山の山や谷に大蛇の苦手な鉄のくぎを打ち、大蛇を退治(たいじ)することができました。
資料・他(しりょう・ほか)
国指定史跡・大悲山薬師堂石仏
・観音堂石仏
公園
・大悲山大蛇物語公園
文献
・『高町史』
・『相馬市史3』奥相志【泉沢村】
・『大悲山大蛇記』
・『まんが「大悲山大蛇物語」』
詳しく調べるために(くわしくしらべるために)
<詳しい情報の入手先>・南相馬市博物館 電話:0244-23-6421
<直接現地へ行くまでの交通案内>
・JR常磐線「小高駅」より車で7分
その他(そのほか)
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