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文化財(ぶんかざい)

伊達の養蚕用具(だてのようさんようぐ)

  • 地域(ちいき)

    県北地域(けんぽくちいき)
  • 市町村(しちょうそん)

    伊達市(だてし)
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紹介説明(しょうかいせつめい)

伊達の養蚕(ようさん)は江戸時代の中頃から盛んになります。特に蚕(かいこ)の卵である蚕種(さんしゅ)は、幕府から「蚕種本場(さんたねほんば)」の称号を得て、一大産地としての地位を築きます。また、温度管理による養蚕に力を入れ、温度計となる「蚕当計(さんとうけい)」が発明されるなど、養蚕技術の先進地となりました。
 江戸時代末期に横浜港が開港されると、日本産の生糸(きいと)は主要輸出品になります。伊達郡内の農家でつくられた糸は、「折り返し糸」のブランドで輸出されました。その後、製糸工場での器械製糸に移行すると、繭(まゆ)の生産に力を入れるようになり、昭和の中頃までこの地方の基幹産業として栄えました。養蚕業の隆盛を物語るように、今も多くの養蚕用具が残されています。

資料・他(しりょう・ほか)

『伊達市文化財調査報告書第1集 伊達地方の蚕種・養蚕・製糸関連用具』
『伊達地方の養蚕業―奥州蚕種本場の盛衰―』

詳しく調べるために(くわしくしらべるために)

〈詳しい情報の入手先〉
・伊達市保原歴史文化資料館  電話:024-575-1615
・伊達市教育委員会生涯学習課 電話:024-573-5804

〈現地に行くまでの交通案内〉
・阿武隈急行大泉駅下車徒歩7分
・東北中央自動車道伊達中央ICから車10分

その他(そのほか)

・伊達の蚕種製造及び養蚕・製糸関連用具:国指定有形民俗文化財(平成31年3月28日指定)

関連ホームページ(かんれんホームページ)

・伊達市ホームページ(https://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/87/1144.html)
 (https://www.city.fukushima-date.lg.jp/uploaded/attachment/53356.pdf)

ムービー

繭(マユ)

蚕当計(さんとうけい)

養蚕用具

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