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郷土料理(きょうどりょうり)

汁重(つゆじゅう)

郡山市
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    郷土料理(きょうどりょうり)

紹介説明(しょうかいせつめい)

明治のころから結婚式(けっこんしき)の祝いの料理として出されました。式が順調に進み宴(うたげ)が終わりに近づくころに、「ごちそうはもうこれだけ」という意味で出したものです。祝いの膳(ぜん)に使った材料ののこり物を細かくきざみ、煮(に)こんだもので、10種類(しゅるい)入るので「汁重(つゆじゅう)」といわれました(雑煮ともいわれました)。この料理が出たら長居(ながい)するなと言われたといいます。のこり物一切合切(いっさいがっさい)を味がしみこむまで煮こんだ汁重は、大変おいしいことから一般(いっぱん)に親しまれ、自然と伝えられてきました。


●材料<4人前>

・干(ほ)ししいたけ…10g
・干しきくらげ…10g
・貝柱(かいばしら)【またはするめ、赤貝のかんづめ】…20g
・にんじん…100g
・こんにゃく…200g
・たまご…1個
・里いも…400g
・山菜(さんさい)・わらび…適量(てきりょう)
・昆布(こんぶ)…10g
・ちくわ…1本
・薄口(うすくち)しょうゆ…大さじ3
・しお・さとう…適量
・もどし汁(じる)…カップ8
・しょうが…少々


●作り方

(1) 貝柱をぬるま湯でもどし、手でほぐします。
(2) 干しきくらげ、しいたけをもどし、石づきを切り1cm位に切ります。
(3) わらびは【塩づけの場合は塩出ししてから】3cm位に切ります。
(4) ちくわはうす切りに切っておきます。
(5) 里いも、にんじん、こんにゃくは下ゆでして1cmの角切りにします。
(6) 卵はうす焼きにして2cm四方に切っておきます。
(7) するめはお湯を通してハサミで細かく切ります。
(8) 昆布は水あらいの後、水切りして1cm幅(はば)に切り、むすび昆布にします。
(9) だし汁に材料を入れて、煮たて、やわらかくなったら味つけをし、すりしょうがで風味をそえます。
(10) さいごに、もりつけのあと、うす焼き卵を上にのせます。

資料・他(しりょう・ほか)

『みちのく福島の味』
 福島県食生活改善推進連絡協議会発行

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その他(そのほか)

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