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郷土芸能(きょうどげいのう)

熊川稚児鹿舞(くまがわちごししまい)

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紹介説明(しょうかいせつめい)

熊川稚児鹿舞は大熊町の熊川地区(くまがわちく)に伝わる鹿舞です。言い伝えによると、江戸時代、熊川地区で凶作(きょうさく)や疫病(えきびょう)など、さまざまな災い(わざわい)に見舞われたことから、地域で立て直しを図るために地区内の諏訪神社(すわじんじゃ)に舞を奉納(ほうのう)したのが始まりとされています。近年までは毎年8月26日の祭礼宵祭り(さいれいよいまつり)のときに、舞が奉納されていました。
 しかし、東日本大震災の津波により、神社の拝殿(はいでん)が流されてしまい、さらに福島第一原子力発電所の事故によって、神社しき地にも立入規制(たちいりきせい)がしかれていることから、震災以降は社頭(しゃとう)での舞の奉納はできていません。保存会は避難先(ひなんさき)で鹿舞を披露(ひろう)する活動を懸命(けんめい)に続けています。鹿役は原則として、神社氏子(じんじゃうじこ)の中から、8歳~14歳の長男が4人選ばれます。ほかに野猿役1名で舞が構成(こうせい)され、笛、太鼓(たいこ)、唄(うた)に合わせて舞われます。

資料・他(しりょう・ほか)

夏井芳徳『熊川稚児鹿舞が歩んだ道-福島県双葉郡大熊町-』いわき地域学会、2015

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