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郷土開発(きょうどかいはつ)

ファン・ドールン(ふぁん・どーるん)

郡山市(こおりやまし)

1837〜1931

江戸時代(えどじだい)〜昭和(しょうわ)

ファン・ドールン
ファン・ドールン


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人物紹介(じんぶつしょうかい)

 ファン・ドールンは、オランダの優秀(ゆうしゅう)な水利土木(すいりどぼく)の技術者(ぎじゅつしゃ)で、明治政府のまねきにより、明治5(1872)年2月に来日しました。
 政府の土木寮(どぼくりょう)の長工師(ちょうこうし)【技師長(ぎしちょう)】としてやとわれ、日本各地の川の改修(かいしゅう)や港の建設(けんせつ)に貢献(こうけん)しました。
 福島県内では「安積疏水(あさかそすい)の開さく」【猪苗代湖(いなわしろこ)の水を、峠(とうげ)を越えて郡山地域に流すための大工事】の水路(すいろ)コースを考えました。明治11(1878)年11月に、日本人が測量(そくりょう)や設計(せっけい)をした資料(しりょう)にもとづいて、現地の調査(ちょうさ)をしました。そして詳しく水の計算をして、「安積疏水の開さく」に合った水路コースを報告書(ほうこくしょ)にまとめ、提出(ていしゅつ)しました。
 この報告にそって、工事が進められることになりました。猪苗代湖の水は、湖の水位を変えずに郡山地域に流れるようになり、人々に多くのめぐみをもたらしました。

資料・他(しりょう・ほか)

『郡山の歴史−郡山商工会議所青年部五周年記念誌−』
 郡山商工会議所青年部 1990年4月26日発行
『かくされたオランダ人』 鶴見正夫作 金の星社 1974年刊
『先人の夢に逢う−安積開拓120年記念−』 郡山市 1997年刊

主な業績(おもなぎょうせき)

 安積疏水開さくコース案には、1.斉木峠(さいきとうげ)、2.三森峠(さんもりとうげ)、3.御霊櫃峠(ごれいびつとうげ)、4.沼上峠(ぬまかみとうげ)の4つがありました。当時明治政府が考えていた沼上峠のコースを現地調査し、数理計算(すうりけいさん)をつかって、このコースがもっとも適していると報告しました。

のちに与えた影響(のちにあたえたえいきょう)

 安積疏水の開さくによって、開こんされたされた土地が水田となり、郡山地方の米の収穫(しゅうかく)量が増加していきました。現在では、郡山市の米の収穫量は、全国の市町村の中で、第2位となりました。

関連する史跡・施設(かんれんするしせき・しせつ)

ファン・ドールンの銅像十六橋畔(じゅうろくきょうはん)【会津若松市河東町(かわひがしまち)】に昭和6(1931)年10月14日に立てられました。安積疏水組合と東京電燈(でんとう)株式会社が「水を飲みて源を思う」という仙石貢(せんごくみつぐ)【猪苗代水力電気株式会社創設者(そうししゃ)】の心情で、ファン・ドールンの偉業(いぎょう)を永くのこすため立てました。

詳しい情報の入手先(くわしいじょうほうのにゅうしゅさき)

郡山市中央図書館電話:024-923-6601
住所:郡山市麓山(はやま)一丁目5番25号 

関連HPへ(かんれんホームページへ)

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